第1ターミナル「京ぜん」
一泊目は羽田空港第3ターミナル直結の「ザ ロイヤルパークホテル東京羽田」(宿泊記はこちら)だったわけですが、問題になったのは夕飯をどこで食べるかということ。
旅の1日目なのだから、記憶に残るような、ちょっとは良いものを食べたい。
そこで、旅行前に、羽田空港内のレストランを全て調べ上げ、白羽の矢が立ったのがこちら!!↓
↑第1ターミナル3階の日本料理店「京ぜん」。
本当は宿泊する第3ターミナル内で完結させたかったのですが、第3ターミナル内で行きたかった「日本の旬の味 百膳」はコロナで臨時休業になってしまっていたため、第2候補の「京ぜん」に行くことが決まりました。
第1ターミナルまでの移動は地味に大変
それにしても、第2ターミナルに到着してから、電車で第3ターミナルに移動してホテルにチェックインしたのに、また電車で移動して第1ターミナルへ行くんですから大変ですよ。
旅行前にこの動きは想像してはいたのですが、思っていたよりも駅(ホーム)から目的地までの徒歩距離が長くて、羽田空港の広さを改めて感じさせられました。
ディスプレイでメニューチェック
けれど、それだけ苦労して来た店だけあって、ディスプレイに展示されている料理はどれも美味しそうで心が躍ります。↓
↑どれにしようかなあ。この、「華京膳」っていうの、綺麗だなあ。これがいいかなあ。
入店
↑などと思いつつ入店(17:30頃)。奥の、窓際の席に案内されました。コロナ対策で向かい合っては座れないようになっており、母と私、テーブルの斜め向かいに着席しました。
↑窓からは、2階出発ゲート内にある屋内庭園「花の楽園」が見えました。
↑熱い麦茶でホッと一息(番茶かなと思っていたのですが、飲んだ感じ、麦茶だと思います)。
↑おしぼりも熱くて気持ち良いです。
↑渡されたメニューを見て……やっぱりこの「華京膳」(1667円+税)っていうのがいいな。これにしよう。ということで「華京膳」を二つ注文。(その他、メニューには天ぷらやそば、鰻丼、寿司なんかがありました)
華京膳
↑そして、キターーー!! 華京膳!! 九種類の小さなおかずに、お味噌汁とご飯。綺麗すぎて食品サンプルみたい(笑)。美味しそう!
↑味噌汁。具はワカメと三つ葉。鰹出汁がきいています。
↑ほうれん草のおひたし。上品な風味の出汁醤油で味付けられています。一切れの焼いた油揚げ(?)がアクセント。
↑香の物(ごぼう、野沢菜、大根)。着色料ゴテゴテ! といった感じではなく、自然な感じのお漬け物なのが嬉しい。
↑だし巻き卵。しっかりめの塩味。卵の香りと出汁の香りがして美味しいです。上にちょこんと大根おろしがのせられているのが良いですね。
↑海老真丈変わり揚げ。しっかり塩味がついていて、そのままでも美味しく食べられますが、レモンをかけるとまた美味しい。周囲についているあられも香ばしい。
↑サーモン柚庵焼き。一見、普通の焼き鮭っぽいですが、食べると柚子の香りがして凝ってる!
↑鶏の照り焼き。いわゆるローストチキンっぽい、甘じょっぱくて好きな味です。
↑マグロ刺身。
↑隣の「羽田寿司幸」の系列店だから刺身は美味しいと聞いていたのですが、確かに新鮮! 薬味のミョウガもパリパリしていて美味しかったです。
↑季節煮物。だしがしっかり染みています。
↑美味しかった! 完食です! 見た目的に量が少ないのかなと思いましたが、食べてみれば、それなりにお腹いっぱいになりました。
思ったより良かった
というわけで京ぜんの「華京膳」、満喫しました!
私は、空港のレストランでこうしたちゃんとした食事をとるのは初めてだったのですが、空港のレストランなんて食材も思ったように手に入らなそうだし、あまり満足のいくようなものは出てこないんだろうなという、諦めにも似た偏見があったのです。
でも実際は、思ったより手の込んだ、想像の2レベルくらいは上の料理が出てきて驚いたし、安心しました。
冷たい料理は冷たく、温かい料理は温かく、どれも細かな趣向が凝らされ、見た目にも楽しめました。
母も、「ここは土地代が高いだろうに、この内容の料理でこの値段っていうのは良心的だね」と、この食事を気に入ったようでした。
ビジネスホテルの朝食バイキングのようなレベルのものを食べるハメになるのかなと思っていたので良かったです。
和食が好きな方には無難にお勧めできるお店です。
店内は静かで、接客も良かったですよ!
(次の記事→羽田空港2階「特選和菓子館」でお土産購入(あも、チーズおかき))