朝食会場へ
福井マンテンホテル駅前に宿泊して(部屋レビューはこちら)、翌朝。
↑チェックイン時にもらったこちらの朝食券を持って、2階の朝食会場(万咲)に向かいます。
会場内は混雑なし
↑7:30頃、会場に到着。
↑中に入ると、2~3割の入りといったところで、混雑はありません。
和食か洋食か選ぶ
↑福井マンテンホテル駅前では、2020年始め頃までは完全にバイキング形式だったようですが(*1)、私たちが旅行に行った時点(2020年10月)では最初に「和朝食」か「洋朝食」を選び、基本のセットを受け取ったあとで、好みの小鉢をバイキング形式で取るようになっていました。(参考*1:食べログ)
↑持参した朝食券は、回収箱の中に入れます。
↑調理場にいる店員さんに和食か洋食かの希望を伝えると、基本のセットをその場で準備してくださいます(私は和朝食にしました)。
↑できあがった和朝食の基本セットがこちら! バランスが良くて美味しそう~~!
好みの小鉢を取る
その後は、並んだ小鉢の中から、好きな物を取っていきます。コロナ対策のため、すべてにラップがかけられています。↓
↑ココット容器に入った洋食小鉢(キャベツのスープ、バジルウィンナー、ベーコン)からスタート。次に焼き魚(ニギス、塩鯖)。
↑「納豆」、「味付け海苔」、次は野菜系おかずの「ほうれん草の卯の花 柚子風味」。
↑「根菜の胡麻和え」。
↑「ほうれん草の胡麻和え」、「紀州産梅干し蜂蜜漬け」、「明太子」。
北陸の名産品・珍味
↑珍味系「ホタルイカの沖漬け」。
↑「かまぼこ」。
↑「黒作り」。
↑「小鯛の笹漬け」。
↑「鯖寿司」。
サラダ、パン類
↑メインのレーンを離れて、サイドにはサラダ類。「ポテトサラダ」、「人参サラダ」(ドレッシングはパウチ入り個包装)。
↑「オニオンサラダ」、「大根サラダ」。好きな具を取るサラダバーも良いですが、こういう風に元から盛り付けられているのも良いですね。
↑こちらはパン類。「クロワッサン」、「塩バターパン」、「石窯ライ麦パン」。ジャム二種とバターもあります。オーブントースターで温めて食べられます。
デザート
↑デザートは「ヨーグルト(苺ソースがけ)」、「フルーツカクテル」、「杏仁豆腐」、「フルーツゼリー」。
↑デザートに使うスプーンは、写真だとわかりにくいですが、一つ一つ透明フィルム入りの個包装になっています。清潔で安心!
飲み物
↑飲み物は「水」、「オレンジジュース」、「グァバジュース」、「トマトジュース」、「牛乳」。
↑その他、「コーヒー」、「お茶」。「お湯」もあります。
食べてみる
↑私が取った小鉢はこちらの「ほうれん草の卯の花 柚子風味」、「ヨーグルト」、そして朝の定番「納豆」。
↑基本セットとともに! いただきます!
↑味噌汁の具は
イカ刺し
↑そしてまず気になるのはこのイカ刺しですよね。ホテルの朝食でイカ刺しって初めて見ます。
↑パウチ入り醤油をかけていただきます(ちなみに「ヤマサ有機丸大豆の吟選しょうゆ)」という天日塩使用の無添加醤油で、ビジネスホテルの朝食で使うものとしては上質だと思いました)。
↑食べてみると、うん、臭みも無く美味しい。朝から刺身は贅沢気分が味わえて良いですね。
食べやすい味
↑その他、この煮染めも……。
↑きんぴらごぼうも、味付けがしょっぱずぎず、ほどよくて美味しい!
今まで、ホテルの朝食ビュッフェでおかずがしょっぱすぎたことが何度かあるので、この福井マンテンホテルもどうかなと思っていたのですが、ここの味付けは良いですね!
↑この焼き塩鮭もふっくら美味しい。ご飯とよく合います!
黒作り
↑そして、和食基本セットの中で異色を放っていたこの黒作り……。
ド真っ黒で、一体何これ、と戦々恐々でしたが、北陸名産なのはわかるので、せっかくなんだから食べなきゃ損だと思い、食べてみました。
具は、ピラピラしたイカの切れ端のようなもの。味は……うん、これは
父が塩辛好きで、まれに一緒に食べることがあったので塩辛の味は知っていましたが、私が食べたことがあるのはピンク色をした塩辛のみ。
こんな真っ黒な塩辛があるんですね。
黒作り(イカ墨)の健康効果
帰宅してから調べたところ、この「黒作り」というのは富山県独特の珍味で、
スルメイカの身を細かく切り、イカスミ、肝臓を混ぜ合わせ熟成させたもので、塩辛の一種(引用:イカの黒作り)
とのこと。
イカ墨には塩辛の臭みを和らげる効果があったり、防腐効果や免疫細胞活性の効果もある(*2)そうで、なるほど、ただのピンクの塩辛より体に良さそうで、そんなものを食べる機会を持てて良かったなと思いました。(参考*2:自然人.net)
(思えば私、イカ墨料理って食べたのは生まれて初めてかもしれません。)
美味しかったもの1・卯の花
↑その他、この「ほうれん草の卯の花 柚子風味」が美味しかったです。
しっとりした卯の花の煮物に柚子の香りがして、凝っていました。
美味しかったもの2・ヨーグルト
↑あと、この「ヨーグルト」も美味しかった!
酸味の弱いクリーミーなヨーグルトに苺ソースがかかっていて。こういうの好きなんですよね。もう一杯おかわりしてしまいました。
小鯛の笹漬け
↑福井名産だからと取ったこちらの「小鯛の笹漬け」も、コリコリしていて、ほどよい酸味が良かったです。朝から鯛とは贅沢だ!
ほうれん草の胡麻和え
↑母が取ったこちらの「ほうれん草の胡麻和え」も、少し味見させてもらいましたが、甘じょっぱいストレートな美味しさで好みでした。
全体的に満足
こうして、朝食を満喫しましたが、「福井マンテンホテル駅前」の朝食、全体的に満足度が高かったです!
納豆やヨーグルト、焼き魚といった定番を押さえつつ、北陸の名産品あり、野菜のおかずあり。
味付けも濃すぎず食べやすいし。
供されている料理の種類はそう多くない気もしますが、ラインナップに無駄が無いというか、朝食バイキングというとその中に「まったく興味が湧かない」ものもあったりしますが、ここの料理は「すべて食べてみたい」と思わせられたというか、一品一品のレベルが高かったと思います。
……この日の夜は立派な夕飯を食べる予定(京都和久傳の会席(レビュー記事はこちら))だったので、それを考えると朝から満腹になりすぎるわけにもいかず、あまり多くは食べられなかったのが心残り!
もう、この朝食、夕食としてもやってくれないかなと思います。福井の夜ご飯として食べたかったですよ。
朝食でホテルの評価底上げ
部屋の泊まり心地(部屋レビュー記事はこちら)としては、まあ、普通というか、風呂がちょっと狭かったりなどやや不便な点も感じたりするのですが、この朝食のおかげでホテルの総合点が私の中でだいぶ底上げされました。
部屋の多少のマイナスポイントも、この朝食を食べられることを思えば気にならなくなる……みたいな(笑)。
前評判の良い朝食だったのでそれなりに期待はしていましたが、確かに! 満足しました。
また福井に来たときは泊まっても良いなと思えるホテルとなりました。
追記:朝食ビュッフェが変更された(小鉢バイキング廃止)
2024年追記:上記、2020年の記録ですが、今のマンテンホテルはどんな朝食になっているのかな……と思って調べてみたところ、なんと、あの豊かだった小鉢バイキングが廃止されてしまったようなのです!!
ホテルからの説明によると、朝食は、まず和定食か洋定食を選び、ご飯、お味噌汁、パン、サラダはおかわり自由だが、小鉢バイキングや納豆、卵料理の提供は廃止となった(*2)とのこと。(参考*2:じゃらん・koeさんの口コミ、じゃらん・きんちゃんさんの口コミ)
基本の和定食だけでも確かに朝食としては十分ではあるのですが、小鉢ビュッフェがなくなってしまったというのはかなりの打撃です!! あの朝食食べたさに、次に福井に泊まるときもここを選ぼうかなと思っていたのに!
駅から近いというのは大きなメリットで、それだけでも価値がありますが、旅の中で「朝食」というのはけっこうな楽しみポイントなので、マンテンホテルの朝食が簡素化されてしまったのは残念です。
いつか、世の中が奇跡的に値下がりの傾向になったあかつきには、また楽しい小鉢バイキングをぜひ復活させてほしいです!!
(次の記事→「二度目の平泉寺白山神社~えちぜん鉄道福井駅の新駅舎から出発」)