福福茶屋
「あみだそば 福の井」で越前おろしそばを食べたあとに向かったのは、あみだそばと同じ建物(ハピリン)内二階にある「
↑こちらの、
↑こちら! 全51席、広々とした店内です(入り口の呼び鈴を押し、店員さんに席まで案内していただきます)。
お市の海鮮丼
注文するものは旅行前にさんざん考えて決めてきましたが、一応、テーブルに備え付けのメニューを見て確認します。↓
↑ページを繰っていくと……あった、これこれ! お市の海鮮丼!! 六種の魚介類と卵焼きが丼に盛られ、その他、漬物と味噌汁付きのセットです。
海鮮丼にしたのは、まずやっぱり、福井といったら日本海の幸ということで、新鮮な刺身が食べたかったというのが大きい。
より立派な「勝家の豪快海鮮丼」(刺身が「お市の海鮮丼」より一種類につき一枚ずつ多く、それに加えて「お市の海鮮丼」にはない「いくら」が載っている)とどちらにするか、当日まで迷いましたが(笑)、この店に来る前に越前おろしそばを食べてきているのですでに腹6.5分目ですし、満腹にしすぎて翌朝胃もたれるのもイヤだなと思ったので、当初の予定通り、おとなしく「お市の海鮮丼」にすることにしました。
福井の名物が食べられる
↑福福茶屋ではその他にも越前おろしそばや……。
↑ソースカツ丼。
↑鯖のへしこ、永平寺のごま豆腐など、福井の名物グルメが一通り食べられるようになっており、駅から徒歩一分という利便性も相まって、観光客には魅力的な店となっています。
↑越前ずわいがに丼なんて、4500円もする高級メニューもあります。
お市の海鮮丼到着!
↑注文後、お客さんの少ない店内をのんびり眺めながら待っていたら、10分ほどで……。
↑キターー!! 「お市の海鮮丼」!! メニュー写真の通り、彩り豊かなお刺身が美味しそう!
器がプラスチック?
でもここで、器をちょっと触ってみて驚きました。
木製の漆器なのかと思っていたのですが、そうではなくて、プラスチック製か何かの、とっても軽い器なのです。
外食において、ここまで、高級感とは逆ベクトルの食器を出されたことは過去に記憶がありません。
しかも器の下に、滑り止め用のネットが敷いてあるし……(汗)。
……もしかしてこの福福茶屋って、ものすごく庶民的なお店なんだろうか??
メニューのラインナップから、多少は高級な居酒屋くらいの雰囲気がある店なのかと思っていたんだけれど……。
道の駅に併設された簡易食事処っぽい感じかもしれない。
まあ、気を遣わずに済んで、それはそれで良いですね。
味噌汁
↑では気を取り直してまずはお味噌汁から。上に浮いているのはネギと海藻。それ以外の具が沈んでいないか箸ですくってみましたが無く、ほとんど汁だけの味噌汁という感じですが、こういう汁物はあるだけでもホッとしますよね。
鯛から食べてみる
↑たくさんのお刺身に心が躍る。どれから食べようかなあ~。
↑私は鯛が好きだから、鯛から行ってみようかな?
↑醤油につけて、口に運んでみると……。
うわっ、すごい、分厚い!!
こんなに分厚く切られた刺身を食べるのは初めてと思えるくらい、身厚で食べ応えのある鯛です。
臭みもなくて美味しい~。鯛を満喫できて幸せ~。
酢飯じゃない
出だし上々で、ルンルンしながら、今度は刺身の下のご飯を食べます。
私の頭の中では、それは間違いなく酢飯でした。
しかし、実際に食べてみたら……ん?? これは……。
これは、単なる白ご飯やんけぇぇぇ!!
事前情報では酢飯だった
……私は、この海鮮丼のご飯が酢飯か白ご飯か、旅行前から気になっていて、事前にネットで情報を調べていました。
すると、食べログの2016年の口コミで、福福茶屋で「お市の海鮮ちらし寿司」というのを食べた方が「酢飯」だとおっしゃっていて、あ、酢飯なんだと安心したのです。
なのにどうして白ご飯なのおおおお~~?? 昔は酢飯だったのを白ご飯に変えちゃったのかああ??
店員さんに聞いてみた
そのへんの実際を確かめるべく、店員さんに伺ってみたところ、やっぱり、この「お市の海鮮丼」のご飯は白ご飯なのだそうで、以前、メニュー名が「お市の海鮮ちらし寿司」のときは酢飯を使っていたけれど、「お市の海鮮丼」になってからは白ご飯になったとのことでした。
うわあ、なんだ、そうだったんだああ~~。ネット情報だけに頼らず、店舗に電話確認してみれば良かったなあ~~。
いやしかし、海鮮丼には酢飯だろ~~。これじゃあ、刺身定食のご飯の上に刺身をのせただけじゃないか。
海鮮丼のご飯は白ご飯の方が良いという方もいらっしゃるだろうし、お店の方針として白ご飯を採用しているというのは別に良いのですが、できればメニューかホームページのどこかにそのことを明記していただきたかったです……。
でも私も、本当に、事前にお店に電話して聞いてみたら良かったです(もしくは、万が一に備えてmy寿司酢を持参すれば良かった)。次回以降の旅の教訓にします!
↑しかしながら、海鮮丼の白ご飯、福井県産「いちほまれ」を使っているとのことだったのですが、とっても甘くて、米としてはとても美味しいものでした。
全体的に美味
ご飯が酢飯ではなかったことが残念だったとは言え、お刺身は総じて美味しく、食べていて楽しかったです。↓
↑甘エビは甘くねっとり。海老好きの母が「美味しい」と喜んでいました。
↑カンパチはこれまた分厚い! 美味しい!
↑大根のべったら漬けを箸休めにしつつ……(これも、薄甘くて、大根の風味が生きていて美味しかった)。
↑唯一、マグロだけは、母から「昨日のマグロ(羽田空港「京ぜん」で食べたもの)の方が新鮮で美味しかった」との評を受けてしまいましたが……。
↑蟹で贅沢感を味わえたし……。
↑サーモンも美味しかったです!
卵焼きは関西風
↑ちなみに、卵焼きは、関西風の甘くないものでした。
北海道では、厚焼き卵といえば甘いものが主流で、特に寿司屋の卵焼きなんかは絶対に甘いので、甘い卵焼きに慣れており、この「お市の海鮮丼」の卵焼きも甘いんだろうと思っていたら、予想に反して「しょっぱい系」だったのでアレッと思いました。
以前、名古屋マリオットアソシアの朝食で食べた卵焼きも「しょっぱい系」でビックリ(ちょっとガッカリ・笑)したのですが、まさか福井県まで「卵焼きしょっぱい系圏」だったとは。
寿司には甘い卵焼きの方が合うと思うんだが、まあこれも文化の違いとして楽しむ方が良いですね!
こうして二軒はしごした夕飯も無事終わり、私たちはホテルへ戻りました(時間があれば、福福館のお土産売り場をもっと物色してみたかった~)(福井マンテンホテル駅前の宿泊記はこちら)。
(次の記事→「福井マンテンホテル駅前の美味しい朝食」)